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センバツ無観客でもやること変わらない 4日ぶり全体練習 県岐阜商 主将 佐々木「感動届ける」

4日ぶりに自校グラウンドで練習する佐々木泰主将(手前)ら県岐阜商の選手=岐阜市の同校で
第92回センバツ高校野球大会(19日開幕予定・甲子園)が、無観客で開催準備することが決まってから一夜明けた5日、東海地区から出場する県岐阜商と中京大中京(愛知)が練習した。
県岐阜商は、休校となった2日から全体練習を中止。選手は、自宅などで自主練習してきた。4日の日本高野連の決定を受けて、県教育委員会が特例として許可。4日ぶりに、岐阜市の同校で全体練習を再開した。
■責任感じている
グラウンドで存分にバットを振り込んだ高校通算34本塁打の主将、佐々木泰内野手(2年)は、無観客での開催にも「やることは変わらない」とキッパリ。さらに、「他のスポーツが中止になっている中で、野球だけ開催されることに責任を感じている。(部活動の)代表としてやらせてもらっているという気持ちで、感動を届ける試合をしたい」と神妙な顔つきで、意気込みを語った。
中京大中京は、休校となった先月29日以降も、時間を短縮するなど配慮しながら練習を継続している。この日も、名古屋市昭和区の自校グラウンドで早朝から練習。大会注目のエース、高橋宏斗投手(2年)ら投手陣は投球練習や筋力トレーニングを行い、野手は打撃練習に時間を割いた。
高橋源一郎監督(40)は「開催へ前向きに進んでいるので、感謝の気持ちを持って、しっかり準備して臨めるようにしよう」とミーティングで選手に声を掛けたという。「ケガ人も風邪をひいている者もいない。コンディション的にはいい状態。順調です」と話した。
(2020年3月6日 中日スポーツ7面より)