西アフリカ・コートジボワールの子どもたちに靴を贈るため、岐阜市の鶯谷高校の生徒有志が１２日、２３８足を市内のＮＰＯ法人「ぎふ・コートジボワール」に寄贈した。

　奉仕活動に取り組むＪＲＣ（ジュニアレッドクロス）部と生徒会が毎年、卒業で靴が不要になる３年生を中心に体育館シューズや運動靴を募っている。靴は同ＮＰＯを介し、現地の学校や教会などに届けられる。

　校内であった贈呈式で、ＪＲＣ部長の２年・女子生徒（１６）は「きれいになるよう一生懸命磨いた靴。ぜひ役立てて」と願った。

　岐阜市は東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンに登録されている。同国出身で同ＮＰＯのカク・ブル・ジョージさんは「オリンピックが終わっても交流を続けたい」と誓った。（杉浦正至）

（2020年2月13日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）