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高校野球 スポーツ  2019.12.22

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中京学院大学附属中京高等学校

軟式野球 偉業に”勲章” 知事ら祝福 中京院中京 平中監督ら V4へ闘志

高校軟式野球全国選手権大会で3連覇を果たした瞬間の写真パネルを囲み談笑する(左から)古田知事、中京院中京軟式野球部の平中監督、佐藤部長、水投手、村瀬前主将=岐阜市の岐阜グランドホテルで

高校軟式野球全国選手権大会で3連覇を果たした瞬間の写真パネルを囲み談笑する(左から)古田知事、中京院中京軟式野球部の平中監督、佐藤部長、水投手、村瀬前主将=岐阜市の岐阜グランドホテルで

 21日に岐阜市の岐阜グランドホテルで行われた「第30回中日ぎふ体育顕彰」の贈呈式には、中京学院大中京高校軟式野球部の平中亮太監督、佐藤裕部長、村瀬仁紀前主将、水渉夢(みずあゆむ)投手が出席。古田肇知事らからの祝福を受けた。

 その後に行われた第30回記念スペシャルトーク「~岐阜から頂(いただき)へ 若者たちへのメッセージ~」では、平中監督が指導哲学を語った後、ともに「飛騨高山ボーイズ」に所属し、ことし再び中日ドラゴンズでチームメートになった根尾昂、垣越建伸両選手が、ボーイズ時代の思い出や今後の目標などを語った。 (浜崎陽介、沢田石昌義)

 高校軟式野球の全国選手権大会で3連覇を達成し、「中日ぎふ体育顕彰」を受けた中京学院大中京高校軟式野球部(瑞浪市)。「負けない野球」をテーマに掲げる強豪は、日本一の練習量で単独最多10度目の栄冠を勝ち取り、国体と合わせて3年連続2冠の偉業を成し遂げた。

 平中監督は贈呈式で「軟式野球部の伝統を築いてくださった前監督やOBの皆さま、部を支えてくれる多くの人々のおかげでこの場がある」とあいさつ。村瀬前主将は「高校軟式野球にスポットを当ててくれた」と受賞を喜んだ。

 来賓の古田知事は「スポーツの世界では王者や常勝といわれるが、皆さんほど、この言葉がふさわしいチームは岐阜県にないと思っている」と最大級の賛辞を贈り、優勝写真のパネルを見つめ「一生の記念になったね」と村瀬前主将らに話し掛けた。

 バッテリーを中心とした鉄壁の守備と、職人芸ともいえる打撃技術「たたき」を鍛え抜き、頂点に君臨する。選手時代に主将として全国優勝した経験もある平中監督は、母校を率いて13年。この間に11のタイトルを獲得した。常勝軍団は、まさに黄金期を迎えている。

 既に始動した新チームも11月の東海大会を制した。冬場の厳しい練習を乗り越え、史上初となる全国選手権の4連覇に挑む。前エースの水投手は「後輩たちのチームカラーで、伝統を守ってほしい」とエールを送る。

 当然、平中監督にも迷いはない。「来年も日本一を目指す。史上初の4連覇にこだわりたい」。目指す野球を徹底し、前人未到の領域へと歩みを進める。

(2019年12月22日 中日新聞朝刊岐阜県版より)

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