お知らせ 2019.12.18
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世界の貧困の現実 支援体験聞き学習 聖カピタニオ女子高生ら
世界の貧困の現実と支援の在り方について考える出前授業が16日、瀬戸市西長根町の聖カピタニオ女子高であり、ハンガーゼロ日本国際飢餓対策機構の浅井陽子さんがアフリカ・コンゴなどでの体験を踏まえて講演した。
浅井さんは通訳の仕事を経て現在の仕事に携わるようになったという。講演では、支援をしたコンゴの現状について、「資源を巡る利権争いが絶えない」などと指摘。その上で「男尊女卑が根強く、女性への性的暴力が家庭やコミュニティーの崩壊につながり、支配をたやすくするための武器にされている」と述べた。
支援の実例として、浅井さんたちの行うセミナーを受けた難民の人々が自ら考えて共同農園を始めたことを紹介し、「(支援とは)現地の人がもともと持っている答えを引き出して、気付きを促していくことに尽きる」と語った。
授業は、2007年に設立されたNPO法人「愛・知・みらいフォーラム」が、県内の中学・高校で行っている出前授業の一つで、今回は同高の英語コースの1~3年111人が参加した。(吉本章紀)
(2019年12月18日 中日新聞朝刊なごや東版より)
浅井さんは通訳の仕事を経て現在の仕事に携わるようになったという。講演では、支援をしたコンゴの現状について、「資源を巡る利権争いが絶えない」などと指摘。その上で「男尊女卑が根強く、女性への性的暴力が家庭やコミュニティーの崩壊につながり、支配をたやすくするための武器にされている」と述べた。
支援の実例として、浅井さんたちの行うセミナーを受けた難民の人々が自ら考えて共同農園を始めたことを紹介し、「(支援とは)現地の人がもともと持っている答えを引き出して、気付きを促していくことに尽きる」と語った。
授業は、2007年に設立されたNPO法人「愛・知・みらいフォーラム」が、県内の中学・高校で行っている出前授業の一つで、今回は同高の英語コースの1~3年111人が参加した。(吉本章紀)
(2019年12月18日 中日新聞朝刊なごや東版より)