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お知らせ 2019.12.14

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愛知産業大学工業高等学校

愛産大工高と瀬戸北総合高 ボランティア活動「善意賞」

代表して表彰を受け、喜ぶ陸上ホッケー部の3年生たち=名古屋市中区伊勢山1の愛産大工高で

代表して表彰を受け、喜ぶ陸上ホッケー部の3年生たち=名古屋市中区伊勢山1の愛産大工高で

 中部善意銀行(名古屋市中区)は、夏休みのボランティア活動に意欲的に取り組んだとして、名古屋市中区の愛知産業大工業高と愛知県瀬戸市の瀬戸北総合高校に「善意賞」を贈った。愛産大工高は初、瀬戸北総合高は5年連続9回目の受賞。

 愛産大工高は生徒延べ299人が今夏、老人ホームや障害者福祉施設で奉仕活動に参加した。中でも陸上ホッケー部の部員30人は1カ月間、2、3人ずつ交代で西区の特別養護老人ホーム「庄内の里」を訪問。介護の手伝いや掃除、施設の夏祭りの準備を続けた。部長の男子生徒(18)と部員の女子生徒(18)は「利用者の方たちが『ありがとう』『いつもご苦労さま』と声を掛けてくれ、うれしかった」と話し、受賞を喜んだ。

 瀬戸北総合高では1、2年生99人が夏にボランティア活動をした。高齢者施設の夏祭りを手伝った2年生の女子生徒(16)は「最初は人見知りしたが、次第にしゃがんで利用者と同じ目線に立てるようになった」と成長を振り返った。

 同賞は中部善意銀行20周年の記念事業として1983年に始まり、今年で37回目。県内の高校生を対象に、夏休みを利用した福祉施設でのボランティア活動への参加とその体験文を募集した。

 今年は48校1710人が136施設で活動。積極性などの観点から公立と私立各1校を「善意賞」に選んだ。体験文は375編の応募があった中から30編が入賞した。(小島哲男、西川侑里)

(2019年12月14日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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