お知らせ 2019.12.07
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LGBT 親世代理解を 津で22日 高田高生ら考える催し
心と体の性別が一致しないトランスジェンダーへの理解を深めてもらおうと、高田高校(津市)の放送部員や当事者、当事者家族でつくる団体「NFT」が22日、同市一身田町の高田会館でイベントを開く。
昨年3月に続き2回目で、今回は「保護者世代への啓発」が大きなテーマ。NFTのメンバーで、トランスジェンダーの冬馬(とうま)さん(19)や、別の当事者の母親(56)らがパネルディスカッションを行う。性同一性障害を公表している愛知県内の中学校教諭浦田幸奈さんも講演する。
女性として生まれた冬馬さんは高校1年のとき、母親に性への違和感を打ち明けた。男性として生きたいと訴えたが、当初は反対されたという。今は納得してもらっているというが、「子どもをけなすような親もいる。親世代には子どもが自分らしくきらきら生きる将来を見てほしい」と呼び掛けた。
NFTは2017年11月、高田高の放送部員がドキュメント番組制作で取材した冬馬さんら性的少数者(LGBT)当事者らによって結成された。現在は12人で活動する。
今年は新たに「ベランダ虹色プロジェクト」と題して、LGBTの啓発活動の象徴である虹色のタオルの販売も始めた。日本中のベランダに干してもらおうと、これまで県内外で130枚売った。22日も1枚1500円で販売する。
イベントの実行委員長を務める同校1年の生徒(16)は「当事者が偏見、差別で苦しまない環境をつくりたい。いろいろな世代の人に来てほしい」と話した。午後1時半開演。参加無料。(熊崎未奈)
(2019年12月7日 中日新聞朝刊三重版より)
昨年3月に続き2回目で、今回は「保護者世代への啓発」が大きなテーマ。NFTのメンバーで、トランスジェンダーの冬馬(とうま)さん(19)や、別の当事者の母親(56)らがパネルディスカッションを行う。性同一性障害を公表している愛知県内の中学校教諭浦田幸奈さんも講演する。
女性として生まれた冬馬さんは高校1年のとき、母親に性への違和感を打ち明けた。男性として生きたいと訴えたが、当初は反対されたという。今は納得してもらっているというが、「子どもをけなすような親もいる。親世代には子どもが自分らしくきらきら生きる将来を見てほしい」と呼び掛けた。
NFTは2017年11月、高田高の放送部員がドキュメント番組制作で取材した冬馬さんら性的少数者(LGBT)当事者らによって結成された。現在は12人で活動する。
今年は新たに「ベランダ虹色プロジェクト」と題して、LGBTの啓発活動の象徴である虹色のタオルの販売も始めた。日本中のベランダに干してもらおうと、これまで県内外で130枚売った。22日も1枚1500円で販売する。
イベントの実行委員長を務める同校1年の生徒(16)は「当事者が偏見、差別で苦しまない環境をつくりたい。いろいろな世代の人に来てほしい」と話した。午後1時半開演。参加無料。(熊崎未奈)
(2019年12月7日 中日新聞朝刊三重版より)