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お知らせ 2019.11.15

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安二郎×高校生 映像上映 松阪で17日 東京物語と放送部優秀作

鑑賞会への来場を呼び掛ける松阪と三重両高の生徒ら=松阪市平生町で

鑑賞会への来場を呼び掛ける松阪と三重両高の生徒ら=松阪市平生町で

 松阪市で青春時代を過ごした映画監督小津安二郎(1903~63年)の名作「東京物語」と、放送の全国大会などで優秀な成績を収めてきた市内の2つの高校の放送部の作品が17日、カリヨンプラザで同時上映される。共に映像に関わる地元の偉人と高校生をコラボさせた初の企画で、若者をはじめ幅広い世代に「小津作品」に触れてもらう狙いがある。

 安二郎は13(大正2)年から10年間、父の出身地である松阪で過ごした。作品はここ数年、市文化財センターで開く安二郎の企画展に合わせて上映されてきたが、より多くの人に見てもらおうと、松阪街づくり公社と市が鑑賞会を独立させた。

 東京物語に先立ち、7月の「NHK杯全国高校放送コンテスト」の創作テレビドラマ部門で優勝した松阪高の「魅(ひ)かれ惹(ひ)かれて」、同コンテスト県大会で準優勝した三重高の「高校生になりたかっただけなのに」を上映する。

 優勝作品の制作に携わった松阪高2年の生徒(16)は「多くの映画ファンが来ると思う。自分たちの作品に寄せられた感想を今後に生かしたい」。三重高2年で部長の生徒(17)は「今回、小津監督を初めて知った。面白さと奇抜さが特徴の私たちの作品も楽しんでもらえれば」と話した。

 上映は午後1時から。定員70人。入場無料。カリヨンプラザと安二郎青春館で上映記念カード各100枚を配る。(問)市文化課=0598(53)4397

 (冨田章午)

(2019年11月15日 中日新聞朝刊津市民版より)

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