スポーツ 2019.11.17
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中部大春日丘 7年連続優勝 高校ラグビー県大会

7年連続の全国大会出場を決め笑顔の中部大春日丘の選手ら=豊田市運動公園球技場で
試合は30分ハーフ。中部大春日丘は前半10分、相手ボールのスクラムから味方が奪った球を本郷正人選手(2年)が右中間にトライして先制。後半11分には白坂佑太選手(同)が50メートル以上を駆け抜けるなど、計13トライの猛攻で圧倒した。
西陵は前半に相手ゴール手前で密集をつくるなどしたが、ロングキックやボールを奪う「ジャッカル」といった相手の堅守に好機をつぶされた。
■日本代表・姫野選手の出身校 先輩追い9回目花園
中部大春日丘は、ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会での日本代表初の8強入りの立役者、姫野和樹選手(25)の出身校。後輩たちは試合後、大舞台で名をはせた姫野選手の影響を口々に語り、チーム悲願の花園8強入りを誓った。
平沼泰成選手(3年)は姫野選手の得意技「ジャッカル」を少なくとも4度決め、得点や相手の反則につなげた。「ピンチをチャンスに変えられる重要なプレーの1つ」と紹介する。W杯の姫野選手を見て改めてこのプレーへの思いを強くしたといい「積極的に狙った。花園でも必ず取りたい」と意気込む。
徳重翔主将(同)は「姫野選手の名に恥じぬよう、春日丘としてのプライドを持ち日々取り組んでいる」と語り、あいさつやごみ拾いなどもチーム全体で一層徹底していると明かす。「ベスト8を目標に花園でもしっかり勝ち切る」と、偉大な先輩も達成していない壁を突破すべく意欲を燃やす。 (神谷慶)
(2019年11月17日 中日新聞朝刊21面より)