名駅のシンボル「ナナちゃん人形」が１２日、愛知啓成高校（稲沢市）生活文化科２年の田中さん（１７）がデザインしたドレスに衣装替えした。１６日には、各生徒がデザインした衣装を着てナナちゃんの近くでファッションショーを行う。

　未来のファッションデザイナーを応援する名鉄百貨店の企画で、同校の生徒がデザインするのは今年で１５回目。生徒２９人の案の中から、田中さんのデザインが選ばれた。

　テーマは「令和」。国旗をイメージさせる白と赤に田中さんが「かっこよくて好き」な黒を交えた。一部の生地を起毛させて優しい風合いを演出。新時代への希望を込めたドレスを、身長６．１メートルのナナちゃんがスマートに着こなした。

　田中さんは「あのナナちゃんが私のデザインしたドレスを着ているのかと思うと、今でもびっくり」と話す。展示は１９日まで。（水越直哉）

（2019年11月16日　中日新聞朝刊16面より）