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スポーツ 2019.11.05

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名古屋女子大学高等学校 安城学園高等学校 中部大学第一高等学校 桜丘高等学校

全国高校バスケ愛知大会 名女大高 初優勝

優勝の喜びを観客席の応援団と分かち合う名女大高の選手=名東スポーツセンターで(末松茂永撮影)

優勝の喜びを観客席の応援団と分かち合う名女大高の選手=名東スポーツセンターで(末松茂永撮影)

 全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)愛知県大会男女決勝リーグ最終日が4日、名古屋市の名東スポーツセンターで行われ、女子は31年ぶり2度目の出場を決めている名古屋女大高が100-75で安城学園を下し初優勝。2年生の小河路理子がチーム最多の3点シュートを決めて全国に弾みをつけた。男子は中部大第一が桜丘を66-44で下し、2年ぶり7度目の優勝を遂げた。

■小河路3点6本

 重圧からの解放と優勝への執着心。ほどよい緊張感がチーム、自身を勢いづけた。名古屋女大高の初得点を、3点シュートで決めたのは2年生の小河路。「昨日の試合はウインターカップがかかっていて、夜も眠れないほど緊張した。でも、きょうは楽しかった。チームの目標も達成できた」と充実感をにじませた。

 前日で全国への切符は手に入れた。でも、緊張は切らさなかった。高校総体優勝で出場権を手にしていた絶対王者・桜花学園が不在の今大会。最初から「優勝しよう」と結束していたが、発奮材料はもう一つあった。遠征先で仲良くなった県外の友人の学校は県大会で敗退。「お互いに出ようと言っていたから、代わりに頑張ろうと思って」と気持ちを込めた。

 「最初のシュートが入ってリズムに乗れた」と小河路。今大会、得意の3点シュートが毎試合1本にとどまっていたのがウソのように、この日は6本も決めた。前半終盤、佐賀主将らとの5連続3点シュートで突き放し、試合を決めた。

 昨年初出場の高校総体は初戦敗退。目標は全国ベスト8だ。「次はもっと緊張すると思うけど、きょうの緊張感を忘れずにやりたい」。この覚醒した今のまま、大舞台に乗り込みたい。 (末松茂永)

■「日本一を目指す」 中部大第一・仲宗根

 男子の頂点に立った中部大第一は昨年のウインターカップ準優勝。この日の桜丘戦でチーム最多の20得点を挙げた沖縄県出身の仲宗根は「日本一になるためにきた。そこを目指す」と言い切った。春先は先発だったが、常田監督から「プレーが独り善がりだ」と課題を突きつけられ、今は控え。仲宗根は「チームに活気を与えるプレーを心掛けている。もっとチームに貢献したい」。ベンチでも先発でもスタンバイOKだ。

◆愛知県のウインターカップ出場校
▽男子 中部大第一、桜丘▽女子 名古屋女大高、安城学園、桜花学園(高校総体優勝の特別推薦枠)

(2019年11月5日 中日スポーツ7面より)

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