第７２回県高校野球選手権大会は２８日、岡崎市民球場（岡崎市高隆寺町）で決勝があり、中京大中京が愛工大名電に５－０で勝利し、３年ぶり２３回目の優勝を果たした。延長となった３位決定戦は、豊川が１－０で豊橋中央に競り勝った。上位３校は１０月２６日に岐阜県で開幕する秋季東海大会に出場する。

　好機に打線がつながり、確実に得点した中京大中京が快勝した。

　中京大中京は一回、中山の犠飛と印出の左前適時打で２点を先制。四回には印出の本塁打などで２点を追加して流れを引き寄せた。投げては先発高橋が被安打４、１１奪三振の力投で、相手打線を完封した。

　愛工大名電は１年生エースの先発田村がピンチで粘り切れず、打線も好機を生かし切れなかった。

▽決勝
愛工大名電　０００００００００―０
中京大中京　２００２０１００ｘ―５
（愛）田村、寺嶋、平口、野崎－二村
（中）高橋－印出
本塁打　印出（中）

■３位は豊川

　豊川がサヨナラ勝ちで豊橋中央との接戦を制し、６年ぶりの東海大会出場を決めた。

　豊川は互いに無得点で迎えた延長１０回、１死から安打と犠打で好機を広げ、杉浦が左中間を破る適時打を放ち、決勝点を奪った。先発米庄は走者を出しても落ち着いた投球で完封した。

　豊橋中央は先発大羽が９回まで相手打線を散発３安打に抑えたが、打線が好機を生かせなかった。

▽３位決定戦
豊橋中央　００００００００００―０
豊川　０００００００００１ｘ―１
　（延長１０回）
（橋）大羽－中川
（川）米庄－杉浦

（2019年9月29日　中日新聞朝刊県内総合版より）