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お知らせ 2019.08.23

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桜丘高等学校

平和訴え自転車リレー 福岡から 桜丘高生ら名古屋に到着

ピースリレーで名古屋に到着し、笑顔を見せる桜丘高の生徒ら=名古屋市名東区のピースあいちで

ピースリレーで名古屋に到着し、笑顔を見せる桜丘高の生徒ら=名古屋市名東区のピースあいちで

 豊橋市の桜丘高校の生徒たちが、核兵器廃絶などを訴えながら自転車で福岡県からの道のりをリレー形式で走り、22日、愛知県に到達、名古屋市名東区よもぎ台2の「戦争と平和の資料館ピースあいち」で名古屋到着式が開かれた。

 リレーの仕上げは10月12日、県内を約80キロ走り、豊川市の豊川海軍工廠(こうしょう)平和公園に向かう。翌13日は同公園から歩いて学校にゴールする。

 同校には、原爆投下後の広島の残り火をともし続ける福岡県八女市星野村から分火した「平和の塔」がある。建立から30年を迎えた今年、星野村から約900キロを自転車で走破する「ピースリレー900」を企画。2、3年生19人と教諭らが約900キロを4区間に分け、第一陣が7月22日に星野村を出発した。

 第ニ陣(8月7~9日、広島市-兵庫県赤穂市)を経て、第三陣の生徒4人は赤穂市を今月19日に出発。2人ずつ交代しながら走り続け、22日午後3時すぎ、ピースあいちに到着した。

 実行委員長でもある2年の男子学生(17)は「京都の坂も、愛知に入ってからの暑さもこたえたが、互いに元気づけながら平和の心をリレーできた。ドライバーや立ち寄ったコンビニで『頑張って』と声援をもらい、支えになった」と話した。ピースあいちでは職員らが出迎え、宮原大輔館長は「皆さんの行動が世界平和と核兵器廃絶の世論を盛り上げていくと思う」とたたえた。

 10月12日は最終区間となる豊川海軍工廠平和公園までを生徒7人で走行する。翌13日は他の生徒や父母にも参加を呼び掛け、歩く。(小島哲男)

(2019年8月23日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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