スポーツ 2025.12.26
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高校バスケ ウインターカップ 桜花学園 準々決勝へ 星城、名経大高蔵敗退

星城-京都精華学園 第2クオーターのタイム中、試合再開の前に手を重ね合わせる星城の荻野主将(左)と小林選手
星城は京都精華学園(京都府)に54-100で敗北。今大会最長身195センチの留学生らを抑えられなかった。
名経大高蔵は倉敷翠松(岡山県)に48-55で惜敗した。佐藤選手(3年)が17得点、伊藤選手(2年)が16リバウンドの活躍で終盤に追い上げたが、及ばなかった。
桜花学園は26日、東海大福岡(福岡県)と対戦する。
■星城 3年荻野主将と小林選手 恩師追い進学 6年の集大成
6年分の思いがあふれた。星城の3年荻野主将と小林選手は集大成の一戦を終え、中学から指導を受ける鷲野鋭久監督への感謝を口にした。「最後まで信じて使ってくれて感謝しかない」
2人は弥富市弥富北中の出身。当時、同中の女子バスケットボール部顧問を務めていた鷲野監督のもと、全国大会に出場した。監督は2人が中学2年の時に定年退職。中学最後の年は外部コーチとして指導を受けたが、鷲野監督は同年に星城の女子バスケ部監督に転身した。
「もう1度指導を受けたい」と、2人とも星城に進学。年を追うごとに監督の目指す「堅守速攻」への理解度は深まった。小林選手は「監督が何が言いたいか分かる」と話し、鷲野監督は「あうんの呼吸だ」と表情を緩める。
3連覇中の京都精華学園と対戦したこの日は、高身長の留学生らを止められずに大差がついたが、点を決められてもあきらめることなく速攻を続けた。
鷲野監督は「1年より3年、3年より6年。あの子たちに出会えてよかった」と2人に感謝する。2人は監督から教わった6年の経験を生かし、それぞれの進学先でバスケを続ける。(加藤壮一郎)
(2025年12月26日 中日新聞朝刊県内総合版より)
