松阪市は１６日、市行政チャンネルの番組「アイウエーブまつさか」のアナウンサー業務を三重高校放送部に委嘱した。行政チャンネルの視聴率と認知度を高めるのが狙いで、委嘱先は昨年８月の松阪高放送部とあわせ２校となった。

　三重高の部員は１８人。７月に東京都であったＮＨＫ杯全国高校放送コンテストのアナウンス部門に出場した実績がある。番組では市内のイベント情報や行政情報を伝える。

　市役所であった委嘱式で代表３人が委嘱状を受け取った。この後、２０日からの放送分の収録があり、ＮＨＫ杯の県大会アナウンス部門で優秀賞に輝いた２年の久保拓也さん（１６）がカメラの前に立ち、自己紹介を交えて原稿を読み上げた。

　収録前、久保さんは「情報を僕たちが伝えることで、地域の情報を若い世代に広く知ってもらえたら」と話していた。

　番組は松阪ケーブルテレビなどで毎日午前６時から午後１１時２０分まで、１時間おきに流されている。生徒は月１、２回出演する。（清水悠莉子）

（2019年8月17日　中日新聞朝刊松阪紀勢版より）

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