お知らせ 2025.12.12
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名経大市邨高生らにユネスコの役割解説 中村区で野口さん講演

ユネスコについて説明する野口さん=中村区名駅で
野口さんは岐阜県出身。旧文部省を経てパリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で長年勤務し、北京事務所長などを歴任した。
2度の世界大戦を経て1946(昭和21)年に発足したユネスコの役割について「世界の平和を願って行動する機関」と説明。「戦争は人の心のなかで生まれるものであるから、人の心のなかに平和のとりでを築かなければならない」とのユネスコ憲章前文を紹介し、「現生人類のホモ・サピエンスはアフリカ発祥で、私たちは同じ1人にたどり着く。外見は違うが、みんな同じ道を歩いてきた兄弟姉妹だ」と話し「私たちはわかり合える」と訴えた。
講演は、名経大市邨高校が企画したユネスコについての理解を深めるイベントの一環。同校の生徒ら約50人が聞いたほか、オンラインでも配信した。(中川耕平)
(2025年12月12日 中日新聞朝刊市民総合版より)
