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スポーツ 2025.12.07

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名古屋高等学校 中部大学春日丘高等学校

第105回全国高校ラグビー組み合わせ 初出場・名古屋 雪辱の花園

抽選会に参加した名古屋の寺田副将=大阪市内で(伊東朋子撮影)

抽選会に参加した名古屋の寺田副将=大阪市内で(伊東朋子撮影)

 第105回全国高校ラグビー大会(27日開幕、花園ラグビー場)の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で行われ、初出場の愛知第2地区代表の名古屋は1回戦で流通経大柏(千葉第1)との対戦が決まった。13大会連続15度目の出場の中部大春日丘(愛知第1)は初出場の岐阜聖徳学園との隣県対決となった。今回は記念大会で、例年より5校多い56代表校が出場する。

■初戦の相手は26年前に二木監督が敗れた流通経大柏

 名古屋の初戦の相手は流通経大柏。くしくも、愛知・千種高で第79回大会にフランカーとして出場した二木久善監督(43)が2回戦で敗れた(5-22)相手だ。33度目の出場となる強豪との対戦に、二木監督は「僕が引き寄せたのかもしれない」と縁を感じ取った。

■副将「わくわく」

 欠席したセンター中島主将に代わり、ロックの寺田副将が抽選の大役を務めた。「伝統のある高校と戦えるとみんなわくわくしていると思う。自分たちの強みのディフェンスを生かして、どのチームと対戦してもいいように毎日練習を積み重ねている」。組み合わせの結果を歓迎した。

 寺田は試合中、一気に畳みかけたい時や苦しい状況で「ファイヤー」と声をかけ、チームを鼓舞する役割を担う。「前主将から受け継いだかけ声。ここが大事だというタイミングでチームの勢いを増していきたい」と意気込む。

 勝利には防御に加えて得点力も必要だ。「長身のFW、足の速いバックスもいる。FWとバックスでつないで押し切ってトライを量産したい」と寺田。「ファイヤー」を響かせる夢舞台に思いをはせた。 (伊東朋子)

■中部大春日丘は岐阜聖徳学園と

 中部大春日丘はシード校に匹敵する力があると前評判は高い。1年時から主力として花園でプレーするSH荒木主将は、集大成となる今大会は「チームで一戦一戦勝ち上がって日本一が目標」と頂点を見据える。第1関門となるのは岐阜聖徳学園との隣県対決。「初戦は東海大会のライバルなので絶対に勝たないといけない」と気持ちを引き締めた。

(2025年12月7日 中日スポーツ7面より)
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