お知らせ 2025.12.05
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栄で桜山中、桜花学園高生ら 昭和100年 願いを歌に

歴史を重ねた童謡を歌い上げる出演者=栄の県芸術劇場で
■障害者支援 「AJU自立の家」後援会主催
重度の障害がある人が社会的自立を目指す昭和区の社会福祉法人「AJU自立の家」の後援会が主催し、32回目。今年は「子どもたちの歌でつづる昭和100年」がテーマで、会場は千人を超える来場者で埋まった。
音羽ゆりかご会会長の海沼実さんは戦争によって使用が禁止されたり、戦後に内容を変えたりしてきた童謡の歴史を解説し、会の子どもらが元気に歌声を響かせた。最後に海沼さんの祖父が作曲し、父親の無事復員を願う気持ちが込められた「里の秋」を出演者全員で歌い上げた。
後援会の名誉会長を務める三笠宮家の寛仁親王妃信子さまは「コンサートの積み重ねは障害者の自立の大きな力になっている。障害者と自分は別ということではなく、その人の気持ちになって一歩寄ってほしい」とあいさつされた。
(2025年12月5日 中日新聞朝刊市民総合版より)
