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スポーツ 2025.11.24

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愛知工業大学名電高等学校 豊川高等学校

春高バレー 愛知県代表決まる

愛工大名電-星城 星城に勝利し、喜ぶ愛工大名電の選手たち=豊田合成記念体育館エントリオで

愛工大名電-星城 星城に勝利し、喜ぶ愛工大名電の選手たち=豊田合成記念体育館エントリオで

 第78回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)の県代表決定戦が23日、稲沢市の豊田合成記念体育館(エントリオ)であった。男子は愛工大名電が星城に3-1で競り勝ち、3年ぶり19回目の優勝。女子は豊川が誠信をフルセットで破り、3年ぶり2回目の優勝を果たした。両校は来年1月5日に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する全国大会に出場する。 (宮下爽)

■男子 愛工大名電 粘り強く 波に乗り雪辱

 「今までで一番実感のない勝利」と愛工大名電の北川祐介監督。互いに1セットずつ取り合うと、第3セット以降、福島、北川の両選手(2年)らが得点を重ね、優位に試合を進めた。

 星城のエース・柏崎主将(3年)が強烈なスパイクで突破を図るも、山崎選手(3年)らがブロックではね返し、得点を簡単には与えない。渡辺、堀江の両選手(3年)らを中心とした粘り強いバレーで、追いすがる星城を振り切った。北川監督は「よく3年生が我慢してくれた」とたたえた。

 インターハイ(全国高校総体)の県予選でストレート負けを喫した星城に雪辱を果たしてつかんだ全国の切符。山崎選手は「いい波を全国に持っていけると思う。今回の試合以上のプレーを出せるようにして、どれだけ全国に通用するか試したい」と大舞台を待ち望んだ。

■女子 豊川 主将の一撃 試合決めた

 ぎりぎりのラリーが続き、互いの意地と意地がぶつかる熱戦。最終セットも14-13と両チーム一歩も譲らない一戦に終止符を打ったのは主将の右腕だった。試合を決める一撃を放った豊川の水田主将(3年)は「絶対に決めないといけない一心だった。勝った実感もあまりなかった」と夢心地に振り返った。

 第4セットでは強烈なスパイクで得点を量産するエースの井上選手(3年)の足がつるアクシデントがあった。雰囲気が落ち込みかねない事態に「笑顔と元気が大事」と呼びかけ、チームを鼓舞した。「前衛にいるときは自分が代わりのエースとして全部決める気持ちだった」と自身ももり立て、最高の一打につなげた。

 目標は全国ベスト8。「まだまだそのレベルに達してない。自分たちに何が足りないのか考えるバレーでベスト8を取りたい」と決意を新たにした。

(2025年11月24日 中日新聞朝刊県内版より)
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