スポーツ 2025.08.01
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高校総体 桜花学園 決勝へ進出 バスケ女子 精華女子に逆転勝利

攻守で躍動した竹内選手=岡山市北区のジップアリーナ岡山で
弓道女子個人では、三好の白井選手(3年)が優勝し、豊橋商の吉田選手(2年)が8位だった。女子バスケットボールでは、桜花学園が精華女子(福岡)に73-68で逆転勝利し、決勝に駒を進めた。男子バレーボールの星城はベスト8で敗退している。
■チーム一丸 気持ち見せた
相手留学生に大量得点を許す苦戦を強いられながらも、逆転勝利。決勝への切符をつかんだ桜花学園の司令塔、竹内選手(2年)は「全員で気持ちを見せられた」と満足げ。2年ぶりの決勝進出を決め、けがで出場できなかったエース金沢選手(3年)と抱き合い、喜びを爆発させた。
相手チームと比べると、小柄な選手が多く、フィジカルを生かした攻撃に苦戦した。それでも竹内選手が会場をどよめかすスリーポイントシュートを決めると、金沢選手も仲間にジェスチャーを送り、チームを鼓舞。全員でコートを駆け回り、最終盤の逆転につなげた。
この1年は、白慶花コーチを中心に守備を強化してきた。身長が低いメンバーでも競り負けないように、相手を外に押し出す練習に励んできた。この日は、精華女子(福岡)のタイウォイダヤット選手(3年)に57点を奪われたが、チーム一丸となり相手攻撃を抑え込んだ。
全員で攻め、守って、粘り勝ちした桜花学園。「絶対に勝つ」。竹内選手はそう言い残し、詰めかけた大勢のファンに見送られながら会場を後にした。(若林和)
(2025年8月1日 中日新聞朝刊県内総合版より)