創作ダンスの強豪校として知られる岡崎市大西町の光ケ丘女子高校で３日、国内のプロダンスリーグ「Ｄ・ＬＥＡＧＵＥ」で活躍するダンサーによるワークショップが開かれた。ダンス部員らが憧れのプロから直接指導を受け、充実した時間を過ごした。（金田侑香璃）

■普段と違うヒップホップに挑戦

　同校を訪れたのは、ダンスチーム「ＣＨＡＮＧＥ　ＲＡＰＴＵＲＥＳ（チェンジラプチャーズ）」（東京都）の８人。６月まで開かれたリーグの２０２４－２５シーズンで過去最高の３位の成績を残した。

　ワークショップでは基礎トレーニングの後、チームのテーマ曲の一部分の振り付けを実践した。部員にとっては、普段練習しているジャズやコンテンポラリー（現代）とは違うヒップホップへの挑戦。苦戦する部分もあったが、丁寧な指導を受けながら短時間でどんどん精度を上げていった。最後にはメンバーのパフォーマンスもあり、部員らは歓声を上げて大盛り上がりだった。

　２年の生徒（１５）は「カリスマ的存在の皆さんから真摯（しんし）で的確な指導をしてもらい、楽しく踊れた。今後に生かしていきたい」と笑顔。チームのリーダーのＩＴＴＯＮさん（３３）＝名古屋市出身＝は「向上心が高く、振りが入ってからの伸びが大きかった。普段と違うジャンルを踊ることで、表現や体の使い方の変化を伝えた」と話した。

　ワークショップは、リーグのタイトルスポンサーである第一生命保険の地域貢献活動の一環。同社三河総合支社（岡崎市唐沢町）が同校とチームをつないだ。

（2025年7月5日　中日新聞朝刊西三河総合版より）

•