高校野球 2025.05.25
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高校野球 春季東海地区大会開幕 三重 4強入り

津田学園-中京 9回表、勝ち越し打を放ちガッツポーズの津田学園・石井=津市営球場で
天候不良が見込まれるとして、1回戦残り2試合の岐阜城北(岐阜1位)-東邦(愛知2位)、豊川(愛知1位)-桐陽(静岡2位)は25日に順延となった。
■石井粘り決勝打 津田学園も突破
自らの意志が乗り移ったかのように、打球は詰まりながらも三遊間を抜けた。4-4の9回1死二、三塁。津田学園の石井が決勝の左前打を放ち、「右手で押せた感触があった。執念を見せることができた」と胸を張った。
打線は中京・鈴木のスライダーに翻弄(ほんろう)された。右腕に奪われた三振は6者連続を含む14個。3回以降、二塁すら踏めない展開が続いたが、追い込まれてからは低めのボールには手を出さないよう徹底。その効果が終盤に表れた。
8回以降に一挙6得点。9回の石井も追い込まれてから粘り、最後は内角高めの直球をはじき返して試合をひっくり返した。佐川監督は「選手の修正力には目を見張るものがあった」とたたえた。 (郷司駿成)
▽1回戦
聖隷クリストファー(静岡) 010010000|2
三重 000002001x|3
(聖)高部-武智
(三)古川、三好、吉井-有原
津田学園(三重) 010000024|7
中京(岐阜) 003010000|4
(津)鈴木、丹羽、桑山-犬飼
(中)鈴木、西岡-古久保
(2025年5月22日 中日新聞朝刊19面より)