進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 全て

高校ニュース

高校野球 2025.04.21

この記事の関連校
中京大学附属中京高等学校 名古屋たちばな高等学校

春季高校野球 20日 愛知県大会 初2番加藤3安打 中京大中京が快勝

3安打3打点をマークした中京大中京・加藤=春日井市民球場で(石曽根和花撮影)

3安打3打点をマークした中京大中京・加藤=春日井市民球場で(石曽根和花撮影)

 愛知県大会は2回戦が行われ、昨秋の県大会で準優勝した中京大中京が愛産大三河に8-3で快勝した。練習試合を含めて初めて2番に入った加藤内野手(3年)が3安打3打点と起用に応えた。昨秋県大会3位の名古屋たちばなは向陽に9-0で7回コールド勝ち。プロ注目の左腕・芹沢投手(3年)を擁する高蔵寺は日本福祉大付に0-1で敗れ、夏の愛知大会はノーシードとなった。

■二塁守備は元竜荒木コーチ仕込み

 身長165センチの小さな体からほしかった複数得点が生まれた。中京大中京・加藤が6回1死二、三塁で中前に2点適時打を放った。2、3、4回と1点ずつ重ねながら攻めあぐねていた中での貴重な一打。1回に中前二塁打、8回も右中間に適時二塁打を放ち、3安打3打点と活躍した。

 「普段は下位なので、緊張はした。チャンスで一本出せて、それが解けた」と笑みをみせた加藤は昨秋、9番が定位置だった。しかし、冬の間に臨時コーチで元中日内野手の荒木雅博さんにみっちり指導を受けた。

 「ゲッツーの動きがいいよ。その動きでボールファーストもいこう」と助言をもらい、反復練習の成果もあって上達を実感。この日も体勢を崩しながら一塁へ正確に送球する好プレーを見せて、「荒木さんとやってきたことが染みついている」と手応えを感じた。

 高橋源一郎監督(45)は「あれだけ鍛えてもらったので、やってもらわないとね」と遊撃・萩坂との二遊間に信頼を置く。守備だけではなくバットでも信頼をつかんで、勝負の夏は攻守に欠かせない存在になる。 (石曽根和花)

■13安打浴びせ大勝 名古屋たちばな

 投手力が強みの名古屋たちばなが好左腕・軍司を擁する向陽に13安打を浴びせて大勝。1番の主将・浅井が3安打で打線を引っ張った。1回は先制のきっかけとなる二塁打を左翼へ放つと、2回には中前打。6回にも右前打。全て得点に絡む安打でリードオフマンとしての役割を果たした形となったが、「練習で左の打撃投手が投げてくれたおかげ」とチームメートに感謝した。

▽2回戦
中京大中京 011102021|8
愛産大三河 002000010|3
(中)佐藤、大須賀-岡部
(愛)倉橋、疇地、木曽-山口大

(2025年4月21日 中日スポーツ6面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ