お知らせ 2025.04.11
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着用したくなるヘルメット完成 豊田大谷高生がデザイン

ヘルメットをデザインした生徒=豊田市保見町の豊田大谷高で
高校生のヘルメット着用の促進策について市とトヨタ自動車が同校にアイデアを募ったところ、生徒らからコンテスト開催の提案があった。同市美山町の自転車部品販売会社「サギサカ」が、白い無地のスポーツタイプのヘルメットを提供し、生徒の有志が色を塗ったり、模様を描いたりした。
35作品の中から、最優秀賞に選ばれたのは、2年の生徒(16)。ヘルメットの形からサメを連想し、目やエラ、大きく開いた口を描き加えた。優秀賞は2年の生徒(16)。表面をやすりで削り、マットなスズ色と黒色の2色でシンプルに仕上げた。
同校によると、全校生徒の約2割が自転車通学をしているが、ヘルメットを着用しているのは1、2割にとどまるという。最優秀賞に選ばれた2年の生徒(16)は「ヘルメットの大切さを再確認した。自転車に乗るときはかぶりたい」、優秀賞に選ばれた2年の生徒(16)は「自分でデザインすることで愛着がわき、より着けたいと思った」と話した。
二人の生徒がデザインしたヘルメットは、21日~5月9日、市役所東庁舎1階のロビーで展示予定。(堀百花)
(2025年4月11日 中日新聞朝刊豊田版より)