お知らせ 2025.03.15
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歌舞伎の見方や歴史紹介 東区・金城学院高で中村隼人さんら教室

歌舞伎の歴史などを語る中村隼人さん=名古屋市東区の金城学院高校で
1、2年の約600人が参加。べらぼうで長谷川平蔵を演じた隼人さんは「大叔父の萬屋(よろずや)錦之介も過去にやった役。怖いけど楽しい部分もある」と明かした。女性である出雲阿国から始まった歌舞伎が、人気の過熱で幕府に禁止され、男性だけで演じられるようになった歴史にも触れ、「武骨な男性が女性を演じるのも芸の一つ」と述べ、「伝統芸能に興味を持って、一緒に文化を守ってもらえれば」と呼びかけた。
市川三四助(みよすけ)さんと市川翔乃亮(しょうのすけ)さんの歌舞伎俳優2人によるワークショップもあり、生徒は見得(みえ)や立ち回りなど独特の表現を学んだ。生徒会長の生徒(17)は「歌舞伎にはなじみがなかったが、舞台への興味や親近感がわいた」と話した。(渡辺真由子)
(2025年3月15日 中日新聞朝刊市民総合版より)