１８日開幕の第９７回選抜高校野球大会に８年ぶりに出場する至学館（名古屋市東区）の選手たちの壮行会が１１日、同校体育館であった。主将の船橋選手（２年）は「１勝をつかみ取り、その先に進んでいきます」と決意を述べた。

　吹奏楽部が演奏で盛り上げる中、メンバー入りした選手２０人が入場行進し、千人以上の在校生らが見守る壇上に並んだ。野球部で応援団長を務める生徒（１年）が、選手一人一人の背番号を読み上げ、プレーの特長を紹介した。

　壮行会を主催する生徒会長の生徒（２年）は「野球部のおかげで校内がより活気に満ちています。今までやってきたことを信じて頑張ってきてほしい」と激励。船橋選手は「たくさんの人への感謝を忘れず、今までやってきたことを全て発揮し、甲子園の舞台で自信を持ってプレーする」と意気込んだ。（大島宏一郎）

（2025年3月12日　中日新聞朝刊県内総合版より）