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お知らせ 2025.02.01

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豊橋中央高等学校

政治、選挙 自分ごとに 豊橋中央高で現職衆院議員招き授業

実際の投票箱や記載台を用いて模擬投票する生徒ら=豊橋市鍵田町の豊橋中央高で

実際の投票箱や記載台を用いて模擬投票する生徒ら=豊橋市鍵田町の豊橋中央高で

 豊橋中央高で31日、地元選出の根本幸典(自民、愛知15区)、小山千帆(立民、比例東海)両衆院議員を招いて「主権者教育」の授業があり、卒業を控えた3年生約220人が講義や模擬投票を通じて政治や税金、選挙について考えた。(小山豪)

■2氏を候補者に模擬投票も

 根本氏は「一番政治家がやらなきゃいけないことは国民の生命と財産を守ること」と防災対策や食料安全保障の重要性を強調。「(候補者が)日本のため、地方のために働いているかをよく見て、一票一票を積み重ねてもらうことが大事」と語りかけた。

 小山氏は「子どもたちに良い教育や環境、不安のない未来を残すためには国政だ」と国会議員を志した理由を挙げ、障害福祉や教育への思いを強調。「主役は皆さん。SNS(の活用)で政治家の考え方も身近になったと思う」と積極的な政治参加を促した。

 模擬投票では2氏を候補者に、実際の投票箱や記載台を使って1票を投じた。選挙権年齢に達した生徒(18)は「自分だけの視点ではなく、国として、皆の笑顔のために必要なことを考えて投票していきたい」と話した。

 同高によると、生徒への事前アンケートでは、約7割が政治を身近に感じていないと答えたほか、政治不信がうかがえる意見も多く出たという。授業を企画した錦真人教諭(49)は「世の中を変えていくのはみなさん自身。何でも自分ごととして捉えてほしい」と訴えた。

(2025年2月1日 中日新聞朝刊東三河総合版より)

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