高校野球 2024.07.28
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- 東邦高等学校 中京大学附属中京高等学校
全5試合無失点 東邦 × 2年連続の決勝 中京大中京 きょう名門対決
第106回全国高校野球選手権愛知大会の決勝は28日午後2時、岡崎市の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開かれる。対戦するのは、ともに「私学4強」の一角を占め、シードから勝ち上がってきた東邦と中京大中京。夏の甲子園出場をかけ、名門同士がぶつかり合う。 (水谷元海)
東邦は2年ぶりの決勝進出。準決勝までの5試合すべてを無失点で制し、そのうち3試合はコールド勝ちした。準決勝の杜若戦では、0-0のままタイブレークの延長戦に突入。十回表の守備で1死満塁のピンチを併殺で切り抜けると、裏の攻撃で1点を挙げ、サヨナラ勝ちした。
投手陣ではエースの宇佐美投手(3年)を筆頭に、杉浦投手(同)、久田投手(2年)らが好投してきた。守備も堅く、準決勝までの失策は4。打撃では、5番の小西選手(3年)が打率5割で、三浦選手(同)や手島選手(同)が4割超えだ。
中京大中京は昨年に続く決勝進出。初戦で夏の甲子園に出場経験のある誉と対戦し、七回に同点に追い付かれるも直後に突き放した。準々決勝では、私学4強の享栄と愛工大名電を下して勢いに乗る名古屋たちばなとの接戦をものにするなど、粘り強さも持ち味だ。
投手陣は層が厚く、3試合に先発したエースの中井投手(3年)を柱に、飯島投手(同)や田中投手(2年)、宮内投手(同)らが継投する。打線では中軸の杉浦主将(3年)が打率5割超えと好調。準決勝までは、小刻みに得点しながら、ここぞの好機で一気にたたみかける攻撃をしてきた。
両校が夏の決勝で戦うのは2002年以来、22年ぶり。東邦の高柳主将(3年)は「決勝もいつもと変わらず全員野球で頑張りたい」と意気込む。中京大中京は昨夏の決勝で惜敗しており、杉浦主将は「今年は絶対に勝つ」と力を込める。
(2024年7月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)
東邦は2年ぶりの決勝進出。準決勝までの5試合すべてを無失点で制し、そのうち3試合はコールド勝ちした。準決勝の杜若戦では、0-0のままタイブレークの延長戦に突入。十回表の守備で1死満塁のピンチを併殺で切り抜けると、裏の攻撃で1点を挙げ、サヨナラ勝ちした。
投手陣ではエースの宇佐美投手(3年)を筆頭に、杉浦投手(同)、久田投手(2年)らが好投してきた。守備も堅く、準決勝までの失策は4。打撃では、5番の小西選手(3年)が打率5割で、三浦選手(同)や手島選手(同)が4割超えだ。
中京大中京は昨年に続く決勝進出。初戦で夏の甲子園に出場経験のある誉と対戦し、七回に同点に追い付かれるも直後に突き放した。準々決勝では、私学4強の享栄と愛工大名電を下して勢いに乗る名古屋たちばなとの接戦をものにするなど、粘り強さも持ち味だ。
投手陣は層が厚く、3試合に先発したエースの中井投手(3年)を柱に、飯島投手(同)や田中投手(2年)、宮内投手(同)らが継投する。打線では中軸の杉浦主将(3年)が打率5割超えと好調。準決勝までは、小刻みに得点しながら、ここぞの好機で一気にたたみかける攻撃をしてきた。
両校が夏の決勝で戦うのは2002年以来、22年ぶり。東邦の高柳主将(3年)は「決勝もいつもと変わらず全員野球で頑張りたい」と意気込む。中京大中京は昨夏の決勝で惜敗しており、杉浦主将は「今年は絶対に勝つ」と力を込める。
(2024年7月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)