お知らせ 2024.04.22
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能登地震被災地支援を 名古屋でパレード 現地で活動 高校生ら

授業料の実質無償化や能登半島地震の被災地支援を訴え、パレードする高校生ら=名古屋・栄で
県内の私立高校生らでつくる「県高校生フェスティバル実行委員会」の恒例行事で、例年私立高の授業料助成などを訴えている。この日は中高生や教員、保護者らが「教育に公平を」「中高生に輝く場を」と書かれた旗や横断幕を持って参加。約2キロにわたって行進し、復興を支援するための募金も呼びかけた。
豊橋中央高(豊橋市)3年の生徒(17)は2月と3月、石川県七尾市で、ボランティアとしてがれき撤去などを手伝った。現地では今も復興に向けて汗を流す人がいる一方、「愛知では地震への関心が薄く、能登との心の距離を感じた」として「できる支援をしたい」と語った。
実行委員長を務める名城大付属高(名古屋市中村区)3年の生徒(17)は「何げなく高校生活を送る中、社会に対して感じた思いを言葉にする機会は少ない」と語る。パレード前にはエンゼル広場で踊りを披露し、「私たちらしい形で、被災地支援や授業料の実質無償化を発信して、多くの人に注目してもらいたい」と語った。
パレードは、5月4日に中村区のささしまライブで開かれる「新入生歓迎フェスティバル」の事前企画として開催した。(鈴木凜平)
(2024年4月22日 中日新聞朝刊県内版より)