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お知らせ 2024.04.06

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外国人客に笑顔で案内 高田高生ら F1日本GPで通訳挑戦

英語で道案内する生徒(左)=鈴鹿市稲生町で

英語で道案内する生徒(左)=鈴鹿市稲生町で

 5日に鈴鹿サーキットで開幕したF1日本グランプリ(F1)で、国内外から訪れる外国人観戦客をもてなそうと、高田高校(津市一身田町)と飯野高校(鈴鹿市三日市町)の生徒が通訳ボランティアに取り組んでいる。

 初めての春開催となるF1を前に、多くの観戦客が駅を利用することが予想されるため、伊勢鉄道が各校に協力を依頼した。大会期間中の3日間、伊勢鉄道と近鉄の4駅で、両校から延べ72人がボランティアに携わる。

 5日午前、会場最寄りの伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅では、飯野高から5人、高田高から10人の生徒が参加した。

 「おはようございます」「グッドモーニング」。さまざまな言語が飛び交う駅周辺で、生徒たちは電車から降りてきた観戦客を笑顔で出迎えた。

 英語や中国語、タガログ語など、それぞれが得意とする言語で、外国人客に会場までの道案内をしたり、近くのコンビニを探したり、帰りの電車の時間を教えたりしていた。

 F1観戦が趣味だという高田高3年の生徒(17)は大会グッズを身に着けて、観戦客をもてなした。「自分もF1が好きなので、自分にできることで、より楽しんでもらいたい」と笑顔で話す。

 飯野高2年の生徒(16)は「笑顔であいさつしてもらえたり、自分の通訳が誰かのためになっていると思うとうれしい」とやりがいを語った。

 高校生による通訳ボランティアは初の試みで、伊勢鉄道の石野雅美さんは「高校生たちのおかげで助かっている。頼もしい限り」と感謝した。(服部壮馬)

(2024年4月6日 中日新聞朝刊中勢版より)

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