ハンドボールの中学生女子チーム「Ｇｌａｎｚ飛騨高山」と高山西高校の男子部が、それぞれ県代表として春の全国中学生選手権（２３～２７日、福島県）、全国高校選抜（２３～２９日、岐阜市）に出場する。激励会が１１日に高山市役所であり、選手らが活躍を誓った。

　Ｇｌａｎｚ飛騨高山は市内五つの中学校から１３人が集まり、週に２、３回練習を重ねる。全国大会出場は３年連続３度目だが、昨年は初戦敗退。今回は守備を強化し、速攻からの得点を狙う。東山中２年の主将は「フェイントやブロックなど、個々で得意なプレーがある。全員で力を合わせて１回戦を突破したい」と力を込めた。

　高山西高は３年ぶり１０回目の全国舞台。県予選は３位で、開催地枠で出場権を得た。チームの仲の良さと攻撃力が強みで、週６日の練習では互いに指摘し合って技術を伸ばしてきた。１６強入りを目標に掲げ、２年の主将は「とにかく勝ちにこだわり、感謝の気持ちを勝利で伝えたい」と意気込んだ。

　田中明市長は「臆することなく精いっぱい日頃の成果を出して、悔いのない試合をしてきて」とエールを送った。（北川鈴乃）

（2024年3月13日　中日新聞朝刊飛騨版より）