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スポーツ 2024.02.05

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中部大学春日丘高等学校

感謝、友情のスクラム 日本航空石川、岐阜で練習再開 「中部大春日丘と選抜へ」

中部大春日丘(黄色)との合同練習をする日本航空石川の選手ら=4日午後、岐阜県恵那市の中部大研修センターで

中部大春日丘(黄色)との合同練習をする日本航空石川の選手ら=4日午後、岐阜県恵那市の中部大研修センターで

 能登半島地震で大きな被害を受けた日本航空高校石川(石川県輪島市)のラグビー部の選手たちが4日、岐阜県恵那市の中部大研修センターに到着し、被災後初めての全体練習に臨んだ。同大併設の中部大春日丘高(愛知県春日井市)の選手たちと一緒に汗を流した。(酒井博章)

 両高校は、大阪・花園ラグビー場で年末年始に開かれる全国高校ラグビー大会の常連校。比較的距離が近いこともあり、20年近く交流が続く。震災後、春日丘ラグビー部の宮地真監督が日本航空石川のために何かできないかと、中部大に相談。同大が研修センターを無償で貸し出すなどの支援を決めた。

 この日は、研修センターに到着した日本航空石川の選手たちを春日丘の選手たちがグラウンドで出迎えた。ウオーミングアップ後、両校の選手たちはボール回しなどの練習をこなした。

 これから2週間、今春の「全国高校選抜ラグビー大会」への出場がかかる地区予選の突破を目指して練習する。日本航空石川ラグビー部の生徒(17)は「春日丘と共に選抜大会に出場できるよう練習に励みたい」と意気込んだ。トンガ出身のシアオシ・ナイ監督は中部大の支援に感謝しつつ、「選抜大会出場を決め、被災した輪島の皆さんの励みとなれるよう頑張りたい」と話した。

(2024年2月5日 中日新聞朝刊社会版より)

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