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高校野球 2023.11.24

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中京大学附属中京高等学校 東邦高等学校

ともに切磋琢磨 次の100年も 野球OB戦 中京大中京6-3東邦

試合を終えあいさつする両校OBの選手たち=名古屋市東区のバンテリンドーム ナゴヤで

試合を終えあいさつする両校OBの選手たち=名古屋市東区のバンテリンドーム ナゴヤで

 創立100周年をともに今年迎えた中京大中京高(名古屋市昭和区)と東邦高(同市名東区)が23日、OBらを交えた記念野球大会を同市東区のバンテリンドームナゴヤで開いた。2試合を実施し、OB同士の対戦は6-3で中京大中京が勝った。

 両校はともに1923年に商業学校として創立された。中京大中京は夏の甲子園で7回の優勝、東邦は春の選抜で5回の優勝を果たしており、いずれも全国最多を誇る。

 OB同士の試合はシーソーゲームとなった。中京大中京が2回、2死二塁から右前打で先制すると、東邦は3回に連続適時打で2点を奪い逆転。中京大中京が直後に追い付くが、東邦が4回に左犠飛で再び1点勝ち越した。7回に中京大中京が無死満塁から犠飛や適時打などで4点をとり、逃げ切った。

 決勝の右犠飛を放った杉浦文哉選手(中京大3年)は、「卒業後も東邦にはライバル意識があるので、勝ててうれしい」と喜んだ。東邦側の監督を務めた東邦学園の森田泰弘総監督は「中京さんとの過去の対戦がよみがえってきた。選手の成長した姿を見られて幸せ」と話した。中京大中京側を指揮した中京大野球部の半田卓也監督は「次の100年もともに切磋琢磨(せっさたくま)していけたら」と話した。

 現役生同士では、中京大中京が初回に適時打と犠飛などで3点を先制。その後も小刻みに加点し、6-0で東邦を破った。

 大会運営には生徒会役員や放送部員ら両校の生徒が携わった。試合の間はバトントワリング部やチアリーディング部などが演舞で会場を盛り上げた。1万1千人の定員いっぱいの応募があり、両校OBや一般市民らが観戦した。 (松本貴明)

(2023年11月24日 中日新聞朝刊県内版より)

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