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スポーツ 2023.11.19

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中部大学春日丘高等学校

中部大春日丘 花園へ 高校ラグビー県大会 名古屋下し 11年連続

花園出場を決めた中部大春日丘の選手たち=パロマ瑞穂ラグビー場で

花園出場を決めた中部大春日丘の選手たち=パロマ瑞穂ラグビー場で

 第103回全国高校ラグビーフットボール大会の県大会決勝が18日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場であり、中部大春日丘が53-12で名古屋に勝ち、11大会連続13回目となる全国大会出場を決めた。

 3年連続で同じ組み合わせとなった決勝戦。春日丘は序盤、名古屋に押されぎみだったが、パスをつないで前半10分にウイング斉藤選手(3年)のトライで先制した。

 前半25分に今大会で初めて得点を許す場面もあったが、後半には斉藤選手が再びトライ。ナンバー8浜浦選手(3年)も2トライを決めるなど得点を重ねて突き放した。

 名古屋は前半と後半にそれぞれ1トライを決めるも及ばなかった。

 全国大会は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。

■見えた課題 修正を誓う

 「仲間のパスのおかげ。強気でいった」。相手のチャンスが目立った序盤、流れを変えるトライを決めた春日丘の斉藤選手は、先制の場面をそう振り返った。

 春日丘は準決勝までの全試合で相手を完封してきた。だが、決勝では相手の堅い守りとそのプレッシャーでミスが重なった。「自分たちのミスが多くて、リズムがつかめない苦しい時間が続いた」。主将のフランカー福田選手(3年)は試合後、苦い顔で振り返り「セットプレーでフォワードを安定させて、良いボールをバックスに供給することを花園に向けて修正する」と語った。

 宮地真監督はハーフタイムでチームに「相手が強くなる状況で、ミスを恐れている。自分の心と勝負しないと」とハッパをかけた。

 後半はテンポ良く進んだものの、手堅い戦法を取ったために得点が伸び悩み、思っていたよりも点差が開かなかったという。宮地監督は、この決勝を教訓に「強いメンタルを持って臨む」と、花園に向けて準備を進める。福田主将は「昨年、1点差で敗れたベスト8の壁を越えて優勝する」と意気込みを語った。 (長谷川和華)

(2023年11月19日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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