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お知らせ 2023.09.27

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安城学園高等学校

少子化対策 防衛費 どっちに一票 安城学園高で模擬投票

模擬投票で一票を投じる生徒ら=安城市小堤町の安城学園高で

模擬投票で一票を投じる生徒ら=安城市小堤町の安城学園高で

 安城学園高校(安城市小堤町)の生徒が、日本の今後の政策について「少子化対策・教育費増額」「防衛費増額」のどちらかを選ぶ模擬投票に取り組んだ。主権者教育を目的に、学園祭の一環として2017年から続く恒例行事。今回は開票の結果、少子化対策と教育費が88.2%、防衛費が11.8%となった。

 取り組みでは、衆議院の予算委員会で二つの主張が対立したと想定。生徒会の学園祭実行委員会のメンバーが事前に双方の主張について調べた上で、政治家やリポーターの役を務めた寸劇の映像を校内で公開し、授業でも内容を説明して投票への参加を呼びかけてきた。投票は義務ではないが、今月13~15日の期間中は会場の視聴覚室に次々と生徒が訪れ、一票を投じた。投票率は96.6%。いずれの学年でも90%を超える関心の高さで、23日の学園祭で結果が発表された。

 生徒会の3年の生徒は「二つの主張のどちらが正解ということではなく、社会の現状に目を向けてほしい。投票が終わった後も、日本がこれからどうなるかを、自分のこととして考えてもらえれば」と話した。(白名正和)

(2023年9月27日 中日新聞朝刊西三河版より)

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