お知らせ 2023.09.17
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高校生 EV内部に触れて学ぶ 名古屋工 分解、組み立て体験

電気自動車の組み立て作業を体験する生徒たち=昭和区の名古屋工高で
出前授業は、主流になりつつあるEVに関心を持ってもらおうと日本自動車教育振興財団(東京)が開き、1台数百万円する教材用のEV1台を使用。この日は機械科の1、2年生10人が参加した。
財団の技術顧問の指導を受けながら、約100点ある車両部品のうち3分の1ほどを分解。再び組み立てる作業を体験した。
EVはガソリン車と比べて部品数が少ないとされるが、サスペンションやハンドル周りなど同様の構造のところも。生徒たちは、マニュアルを読み込みながら、決められた強度でのナットの締め付けなど、丁寧に作業を進めていた。完成した車両の試乗もした。
2年の生徒(16)は「ボルト一つを締める強さにも、決まった値があるのには驚いた。車を分解して内部を見る経験は初めてで楽しかった」と話した。 (安福晋一郎)
(2023年9月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)