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お知らせ 2023.08.25

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清林館高等学校

尾張津島お月見灯路 準備着々 愛西の清林館高 今年は映像×演劇部の演出

プロジェクションマッピングに使う素材を検討するPC部員=愛西市の清林館高で

プロジェクションマッピングに使う素材を検討するPC部員=愛西市の清林館高で

 秋の夜長に津島市の寺社などを散策するイベント「尾張津島お月見灯路」に向け、準備が進んでいる。今年で5回目を迎え、10月27日から29日まで夜の御朱印巡りや「狐(きつね)の嫁入り道中行列」などを予定。津島神社楼門を舞台にした高校生によるプロジェクションマッピングでは、新たにパフォーマンスも加わる予定だ。(吉田幸雄、森雅貴)

■嫁入り道中行列 岡さん夫婦「キツネになりきり歩きたい」

 21日午後、愛西市の清林館高校でPC(パソコン)部の部員たちが、映像に使う映し出す素材を話し合っていた。昨年までのイベントで同部は、映像を投影するプロジェクションマッピングを披露。今回は織田信長が戦(いくさ)に出陣するシーンを思い浮かべた映像を構想している。

 さらに今年は新しい挑戦をしようと、映像に演劇部員11人のパフォーマンスを合わせる演出を思いつき、演劇部に声をかけた。PC部3年の部長(17)は「映像を考えるのは大変だし、演劇部の振り付けと合わせる作業もあるけど、会場を盛り上げられるように頑張りたい」と話す。

 本番では、映像を投影した楼門の前で演劇部員が全身を目いっぱい使って表現する予定だ。これから振り付けの検討を本格化させる演劇部の2年生の生徒(16)も「これまでの映像に加えて、人の雰囲気をしっかりと出したい」と意気込む。

 一方、津島市の呉服店「八村屋」では13日、「狐の嫁入り道中行列」に参加する弥富市の新婚夫婦が和服の着付けなどをした。最終日の10月29日夕に津島市本町から津島神社までを練り歩く予定だ。夫婦は「貴重な体験。キツネになりきって堂々と歩きたい」と話す。

 5回目を迎えるお祭りでは、手作りあんどんの設置や市内の寺院18カ所で夜の御朱印巡り、お菓子などを配る「お月見どろぼう」などもある。

(2023年8月25日 中日新聞朝刊尾張総合版より)

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