お知らせ 2023.07.28
- この記事の関連校
- 海星高等学校
地球にも体にも優しい和菓子 四日市 海星高生、菊屋本店と開発
■酒かす練り切りできた
海星高校(四日市市追分)で持続可能な開発目標(SDGs)について学んでいる3年生5人が、同市釆女町の和菓子店「菊屋本店」と共同で、酒かすを使った練り切りを開発した。廃棄されがちな酒かすの新たな消費の方法を提案して、食品ロス削減につなげたい考えだ。8月3日から同店で販売を始める。(篠崎美香)
生徒自らが関心のある課題の解決策を模索する「探究学習」の一環。日本酒を醸造する過程で出る酒かすは、食物繊維やビタミンなどの栄養が豊富な一方、多くが産業廃棄物として処分されている現状に着目した。魅力ある菓子に活用すれば、SDGsの「つくる責任つかう責任」「すべての人に健康と福祉を」の項目を同時に達成できると考え、商品開発を企画した。
1年ほど前に事業者探しから始め、同店が協力。アイデアを出し合い、目で楽しめる練り切りを酒かすと合わせることに。生徒らがデザインを考え、店主の米川晃聡さん(53)と味や形の調整を重ねた。
完成した練り切りは、中のあんこに酒かすが混ぜ込んである。酒かすの甘さを生かしながら、ショウガを利かせて味がまとまるよう工夫した。女生徒(17)は「酒かすの風味が強すぎず、バランス良く仕上がった。若い世代にも食べやすいはず」と話す。
■こにゅうどうくんもニッコリ
3種類セットで税込み1300円。同校の校章の柄の練り切りは、生徒らが手彫りした石を使って印を付けている。海星をイメージしたデザインは、水色と紫のグラデーションで波が表現され、ヒトデがあしらわれている。市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」も目を引く。
女生徒(18)は「多くの人に、おいしくて健康に良い酒かすの可能性に気付いてもらえるとうれしい」と期待した。
購入は予約制。同店の電話=059(345)5037=で受け付けている。
(2023年7月28日 中日新聞朝刊北勢版より)
海星高校(四日市市追分)で持続可能な開発目標(SDGs)について学んでいる3年生5人が、同市釆女町の和菓子店「菊屋本店」と共同で、酒かすを使った練り切りを開発した。廃棄されがちな酒かすの新たな消費の方法を提案して、食品ロス削減につなげたい考えだ。8月3日から同店で販売を始める。(篠崎美香)
生徒自らが関心のある課題の解決策を模索する「探究学習」の一環。日本酒を醸造する過程で出る酒かすは、食物繊維やビタミンなどの栄養が豊富な一方、多くが産業廃棄物として処分されている現状に着目した。魅力ある菓子に活用すれば、SDGsの「つくる責任つかう責任」「すべての人に健康と福祉を」の項目を同時に達成できると考え、商品開発を企画した。
1年ほど前に事業者探しから始め、同店が協力。アイデアを出し合い、目で楽しめる練り切りを酒かすと合わせることに。生徒らがデザインを考え、店主の米川晃聡さん(53)と味や形の調整を重ねた。
完成した練り切りは、中のあんこに酒かすが混ぜ込んである。酒かすの甘さを生かしながら、ショウガを利かせて味がまとまるよう工夫した。女生徒(17)は「酒かすの風味が強すぎず、バランス良く仕上がった。若い世代にも食べやすいはず」と話す。
■こにゅうどうくんもニッコリ
3種類セットで税込み1300円。同校の校章の柄の練り切りは、生徒らが手彫りした石を使って印を付けている。海星をイメージしたデザインは、水色と紫のグラデーションで波が表現され、ヒトデがあしらわれている。市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」も目を引く。
女生徒(18)は「多くの人に、おいしくて健康に良い酒かすの可能性に気付いてもらえるとうれしい」と期待した。
購入は予約制。同店の電話=059(345)5037=で受け付けている。
(2023年7月28日 中日新聞朝刊北勢版より)