高校野球 2023.06.18
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高校野球愛知大会抽選会 173チーム 夏に挑む

愛知大会の組み合わせ抽選に臨む選手ら=刈谷市総合文化センターで
連合を含めて181校173チームが出場。主将らがくじを引き、8ブロックのトーナメントに振り分けられた。春の県大会で8強入りしたシード校は3回戦から登場する。
開会式の選手宣誓は、希望校の中から抽選で新川の奥田大智(だいち)主将(3年)が選ばれた。「人生に一度きりなのでやりたいと思っていた」と笑顔を浮かべ、「105回にふさわしい宣誓ができるように頑張りたい」と意気込んだ。
大会は7月1日に開幕し、決勝は同29日に開かれる。準々決勝以降の組み合わせは、5回戦終了後に再抽選する。
■私学4強 V争いの軸
選抜高校野球大会に出場し、2年連続で春の県大会を制した東邦、3年連続の甲子園出場を目指す愛工大名電、好投手を擁する享栄、ノーシードながら地力がある中京大中京の「私学4強」が優勝争いの軸になりそうだ。
Aブロックは春の県大会で中京大中京を相手にコールド勝ちし、尾東大会も制した中部大春日丘に加え、西春、名古屋、人環大岡崎、刈谷がそろう。B、C、Fブロックはそれぞれシードに入った至学館、愛工大名電、愛知啓成に注目。Dブロックには知多地区が固まった。シードの豊川や力のある公立校の戦いが予想される。
混戦模様なのはEブロック。東邦のほか、成章、星城、栄徳、安城南、中部大第一、誉と実力校が並ぶ。
Gブロックは好投手を擁する享栄、愛産大工がぶつかる可能性がある。Hブロックはシードの桜丘と中京大中京、東浦に注目だ。
1回戦はCブロックで愛知商-渥美農の公立校同士の試合や、Gブロックの愛産大工-愛産大三河の「愛産大対決」が好カードになりそうだ。
(下條大樹)
(2023年6月18日 中日新聞朝刊14面より)