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高校野球 2023.03.26

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選抜高校野球 東邦逆転劇 声援熱く 3回戦は報徳学園と対戦

3回戦進出を決めたナインをたたえる東邦の応援団=甲子園球場で

3回戦進出を決めたナインをたたえる東邦の応援団=甲子園球場で

 甲子園球場で開かれている第95回記念選抜高校野球大会は25日、東邦(名古屋市名東区)が2回戦に登場し、高松商(香川)を6-3で破った。先制を許すも逆転し、打線がつながり、長短打で着実に加点。投手陣も2人の継投で踏ん張った。選抜大会の勝利数は58となり、中京大中京(同市昭和区)に並ぶ歴代1位になった。3回戦は27日の第3試合を予定し、報徳学園(兵庫)と対戦する。 (森本尚平、下條大樹)

 1回戦に続き、選手とともに戦ったスタンドの応援団。スクールカラーの緑色のメガホンを一生懸命振り回し、選手らを鼓舞した。

 2回に高松商に1点の先制を許すと、いったんは静まりかえったが、すぐに気を取り直し、大きな声援を送り続けた。

 その願いが通じたのは4回。大島選手(2年)の安打などで1死三塁とし、真辺選手(3年)の左翼線への適時二塁打で同点に。続く石川主将(同)も適時二塁打を放ち、逆転した。

 スタンドの硬式野球部員らの応援団は何度も跳びはねて大喜び。マネジャーの生徒は「決めてくれると信じていた。さっすが。今日も勝ちます」と声を弾ませた。

 5回にも1点を追加。投げては山北投手(3年)がキレのあるスライダーで相手に追加点を許さない。応援団で同部員の生徒(同)は「山北が良いピッチングをしていて、安心して見ていられる」と誇らしげだった。

 6回に岡本選手(同)が本塁打を放つと、スタンドの熱気は最高潮に。岡本選手の母(48)は「本人も甲子園で本塁打を打ちたいと言っていたので、本当に良かった」と目を細めた。

 しかし7回に2点を返され、8回にも2死二、三塁と、一打同点のピンチを迎える。スタンドの皆が手を合わせて祈ると、山北投手を継投してマウンドに上がっていた岡本選手が打ち取り、無失点でしのいだ。

 好調な打撃陣は最終回にもさらに1点を追加。3回戦進出を決めた。4月に東邦に入学し、野球部に入るという愛知教育大付属岡崎中3年の生徒は「先輩らのかっこいい姿をたくさん見られた。もっと見たい」と目を輝かせた。

東邦 000211011|6
高松商 010000200|3
(邦)山北、岡本-南出
(松)大室-佐藤颯
本塁打 岡本(邦)

(2023年3月26日 中日新聞朝刊県内版より)

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