お知らせ 2023.02.17
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外す 着ける マスク 私の判断 享栄高で卒業式
中学、高校などで卒業シーズンを迎え、名古屋市瑞穂区の享栄高校で17日、卒業式があった。式典での新型コロナウイルス対策のマスク着用を巡っては、私学は各校で対応を検討。私学の同校は着用の判断を生徒に委ねたが、卒業生の大半が外さずに晴れ舞台に臨んだ。(村松秀規)
同校の卒業生は594人。卒業証書を受け取った生徒代表の3人や、記念品贈呈、送辞などで壇上に立った生徒たちはマスクを外したが、生徒と同様に着用を自由とした保護者、教職員もほとんどが着用していた。歌唱は控え、録音を聞くにとどめた。
マスクをした生徒(18)は「妹が受験を控えているので感染したくないという気持ちがあった」と明かす。外した生徒(18)は「親への感謝の気持ちが強く、3年間の成長を見せられるのは顔だと思い、ちゃんと見せたかった」と語った。
マスクを外した尼子理志校長は今回の対応について「子どもたちは3年間、感染対策に非常に協力的だった。最後は学校がとやかく言うのではなく、生徒たちの実践に任せようと思った」と話した。
文部科学省は児童・生徒と教職員については「式全体を通じてマスクを外すことを基本とする」との通知を出し、保護者には着用を求めている。これを受け、愛知県では3月以降に予定されている公立学校の卒業式では式全体でマスクを外すとの基本方針を各校に示している。
(2023年2月17日 中日新聞夕刊6面より)
同校の卒業生は594人。卒業証書を受け取った生徒代表の3人や、記念品贈呈、送辞などで壇上に立った生徒たちはマスクを外したが、生徒と同様に着用を自由とした保護者、教職員もほとんどが着用していた。歌唱は控え、録音を聞くにとどめた。
マスクをした生徒(18)は「妹が受験を控えているので感染したくないという気持ちがあった」と明かす。外した生徒(18)は「親への感謝の気持ちが強く、3年間の成長を見せられるのは顔だと思い、ちゃんと見せたかった」と語った。
マスクを外した尼子理志校長は今回の対応について「子どもたちは3年間、感染対策に非常に協力的だった。最後は学校がとやかく言うのではなく、生徒たちの実践に任せようと思った」と話した。
文部科学省は児童・生徒と教職員については「式全体を通じてマスクを外すことを基本とする」との通知を出し、保護者には着用を求めている。これを受け、愛知県では3月以降に予定されている公立学校の卒業式では式全体でマスクを外すとの基本方針を各校に示している。
(2023年2月17日 中日新聞夕刊6面より)