扶桑町高雄の扶桑東小学校で８日、誠信高校（同町斎藤）ラグビー部によるラグビー教室があり、５年生の児童約７０人が魅力に触れた。ラグビーの普及と地域貢献を兼ねて高校側が提案し、１、２年生の部員１７人が講師を務めた。

　高校生たちはまずラグビーの基本的な技術を実演。迫力あるタックルや高々とボールを上げるキックを見せると、児童から「おー」と驚きの声が上がった。

　タックルは小学生には危険なため、児童はボールを持った人の腰に付いているタグを奪い合う「タグラグビー」を体験。ステップを踏んで相手を振り切ろうとするなど、真剣な攻防を見せていた。

　これまでラグビーをよく知らなかったという男子児童は「高校生は体格が良くて強そうだった。パスは難しかったけど面白かった。機会があったらまたやってみたい」と話していた。（水越直哉）

（2023年2月9日　中日新聞朝刊近郊総合版より）

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