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お知らせ 2022.12.26

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2022年 フィナーレへ熱気 3年ぶり「四日市の第九」

「第九」を3年ぶりに聴衆に披露する演者たち=四日市市文化会館で

「第九」を3年ぶりに聴衆に披露する演者たち=四日市市文化会館で

■市民ら合唱、聴衆と一体

 「四日市の第九」と題したコンサート(中日新聞社後援)が25日、四日市市文化会館であった。新型コロナウイルスの流行に伴う中止を挟み、開催は3年ぶり。ホールに響く約130人の歌声が、聴衆を魅了した。

 公募の市民合唱団「フロイデ」と賛助出演者らが、セントラル愛知交響楽団(名古屋市)の演奏に合わせて合唱した。

 第1部ではミュージカル「レ・ミゼラブル」のほか、第1回公演から歌い続けてきた恒例の「大地讃頌(さんしょう)」などを披露した。指揮者を務めた井村誠貴さんは壇上から「今を一生懸命生きれば、必ず明るい未来が来る」と語りかけた。

 第2部では、市内の暁高校の合唱部員も加わってベートーベンの交響曲第九番をドイツ語で合唱。歌い終わると同時に、会場は拍手に包まれ、中には立ち上がって拍手を送る人もいた。

 過去の公演で10回以上、合唱に参加したという市内在住の平尾玲子さん(78)は公演を聴き「最高だった。指揮者を中心に出演者たちのエネルギーにあふれていた」と笑顔で語った。

 実行委員長で、自身もアルトパートを歌った市川美智子さん(65)は「ようやく公演ができた。予想以上の人に来てもらい、ため込んでいたものをすべて出し切った」と喜びを語った。(軍司歩人)

(2022年12月26日 中日新聞朝刊三重版より)

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