生徒会活動などに携わる県内の高校生が交流する第７回「開かれた学校づくり」あいち交流集会が１１日、名古屋市中区の県教育会館で開かれた。生徒らは校則や行事運営などの学校生活について意見交換した。

　前半は４校から実践報告があった。愛知黎明高（弥富市）は生徒、保護者、教員らが校則や教育内容などを話し合う「学校づくりフォーラム」の様子を紹介。看護科２年の生徒は「生徒の要望を伝えるにはアンケート結果を示すなど根拠が必要だと分かった」と話した。

　後半の意見交換では「スマホ使用のルールを１年生に効果的に伝えるには」「生徒会執行部に負担が偏る行事運営。他の生徒の参加を促すには」などの質問に次々と回答が寄せられた。

　教員らでつくる実行委員会が主催し、県内の高校生、保護者、教員ら計６３人が対面とオンラインで参加した。副実行委員長の坪井由実（よしみ）・県立大名誉教授は「来年４月にはこども基本法が施行される。生徒の気持ちを受け止めるには生徒と話すことが大事。大人は聴く力が求められている」と会を締めくくった。（白井春菜）

（2022年12月13日　中日新聞朝刊愛知総合版より）

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