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スポーツ 2022.11.20

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高校ラグビー県大会 名古屋に62-0 10年連続全国へ 中部大春日丘完勝優勝

中部大春日丘-名古屋 前半、ディフェンスを突破する中部大春日丘・関口選手。この後トライする=いずれも名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場で

中部大春日丘-名古屋 前半、ディフェンスを突破する中部大春日丘・関口選手。この後トライする=いずれも名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場で

 第102回全国高校ラグビーフットボール大会の県大会決勝は19日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場であり、中部大春日丘が名古屋に62-0で完勝。10大会連続12回目となる全国大会出場を決めた。

 昨年の決勝と2年連続して同じ組み合わせ。中部大春日丘は立ち上がりから主導権をにぎり、前半6分には、右サイドのスクラムから一気に左サイドへパスをつなぎ、抜け出したフルバック筒井晴太郎選手(3年)がトライ。その後もスピード感あふれる攻撃で前半で6トライを重ねた。

 後半も勢いを維持し、終始、敵陣に押し込む試合展開。左ウイングの斉藤桜暉選手(2年)らが4トライを決めた。

 全国大会は12月27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。

■全員でもぎ取ったトライ

 「協力しながらボールをつないだ。全員でもぎ取ったトライ」。司令塔のスタンドオフ関口流瑞選手(3年)は会心の場面を振り返った。

 電光石火の一撃だった。前半24分にコンバージョンキックが決まって試合が再開。自陣深くに蹴り込まれたボールを味方がつかみ、一気に敵陣へ展開した。

 ゴールライン手前で粘る名古屋の守備陣に競り勝ち、ボールを受け取った関口選手が敵陣左側にトライ。キックからわずか3分後の得点。「自陣で味方が取って、すぐにいいところまで持ってこられた」。素早く敵陣に迫っていくチームの持ち味を十分に発揮した。

 昨年の花園に出場した選手のうち11人がメンバーに残る。宮地真監督は「昨年よりレベルアップした戦いができた。『絶対ゴール前の得点は取る』という高い意識を示した」と選手たちをたたえた。

 昨年の全国大会は2回戦敗退で悔しい思いをした。1年生からメンバー入りする関口選手は「必ず8強以上、4強を目指す」と目標を掲げる。昨年より力強さを増したチームで「プレッシャーもあると思うが仲間と励まし合いながら、自分たちの持ち味を意識して花園でもやっていく」と力を込めた。 (森本尚平)

(2022年11月20日 中日新聞朝刊県内版より)
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