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スポーツ お知らせ  2021.01.21

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四日市メリノール学院中学校

創部4年 選手もびっくり メリノール学院中女子バスケ部 全国優勝の栄冠

全国優勝して笑顔の選手たち=四日市市平尾町の四日市メリノール学院で

全国優勝して笑顔の選手たち=四日市市平尾町の四日市メリノール学院で

 四日市メリノール学院中学(四日市市平尾町)の女子バスケットボール部が、4~7日に東京都であった「第1回全国U15バスケットボール選手権大会(ジュニアウインターカップ)」で初代女王に輝いた。2017年に創部したばかりという新進気鋭のチーム。誕生からわずか4年で頂点をつかんだ。(尾林太郎)

 同大会ではクラブチームを含めた中学年代の日本一を決める。メリノールは、いずれも3年で、司令塔の黒川選手(15)を起点に、主将の東選手(15)、福王選手(15)の2人を中心に得点を重ね、勝ち進んだ。

 決勝の京都精華学園中(京都)戦は前半までリードを許す展開だったが、後半に猛追。両校譲らずに突入した延長戦で勝ち越し、終わってみれば東選手の両チーム最多となる26得点の活躍で、逆転優勝を飾った。福王選手は「うれしさ以上に驚きが大きかった。実感が湧かなかった」と勝利の瞬間を振り返る。

 部員48人のメリノール学院中学女子バスケ部は創部4年と歴史が浅い。創部時に同校に着任した稲垣愛監督(46)の指導のもと、18年の東海大会準優勝、19年の優勝と着実に実績を積み上げてきた。

 チームづくりでは、できるだけ多くの選手に活躍の場を与えた。コート上の選手の組み合わせごとに戦術を用意。稲垣監督は「相手をかく乱させる狙いもあるが、何より選手の可能性を広げたかった」と明かす。

 20年度は新型コロナウイルスの影響で、春と夏の大会が中止に。3~5月は休校で練習もままならなかったが、選手たちは走り込みやハンドリングなどの自主練習を欠かさなかった。東選手は「当たり前のように皆でバスケができるありがたみを知ることができた」と話す。

 この春卒業する3年生17人のうち4人は、県外の強豪校への進学を目指す。稲垣監督は「自分が信じた道を最後まで歩んでほしい」とエールを送る。

(2021年1月21日 中日新聞朝刊北勢版より)

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