７月の豪雨で被災した熊本を支援しようと、瀬戸市南山中生徒会が２８日、校内と愛知環状鉄道瀬戸市駅前、名鉄瀬戸線水野駅前の３カ所で、募金活動を始めた。３０日まで。校外２カ所の募金は午前７時４０分～同８時。

　豪雨災害の報道を知った生徒会が「自分たちでできること」として、校内での募金活動とともに、住民への支援の呼び掛けを思い付いたという。

　この日、愛環瀬戸市駅前には生徒会などの６人が、「被災地」「復興支援」と書かれたのぼりと募金箱を手にして立った。「募金お願いします」と声を掛け続けていると、通り過ぎてから戻って来て善意を寄せる住民の姿もあり、生徒たちは「ありがとうございます」と感謝していた。

　３年の生徒会会長（14）は「今日は募金活動を多くの人に知ってもらえた。明日以降もできる限り頑張りたい」と意気込んだ。

　集まった善意は日本赤十字社熊本県支部に送るという。　（吉本章紀）

（2020年7月29日　中日新聞朝刊なごや東版より）