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スポーツ 2019.08.03

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滝中学校

考えさせる練習で県大会へ 中日少年野球 滝中、時間減でも成長

走者を挟みうちにする練習をする部員たち=江南市の滝中で

走者を挟みうちにする練習をする部員たち=江南市の滝中で

 江南市の滝中学校で、部活動の時間が削られる中、野球部が生徒に考えさせる練習を取り入れ、結果を出している。名古屋市で3日に始まる「中日少年野球大会・ポッカサッポロ杯県大会・中学生の部」に12年ぶりに出場する。

 「今日の練習は?」。日差しが照りつけるグラウンドで、藤本翔大監督(31)が主将の中田嵐士さん(14)に尋ねる。練習の3割ほどは中田さんを中心に3年生が話し合って決めている。

 同校は教員の働き方改革の一環で、2年前から部活動の時間が3分の1に。平日は4日間練習があるが、月水は35分で、その中で準備や後片付けもする。

 部員は42人。半数以上は野球未経験で入部したが、限られた時間で練習の質を上げるため、藤本監督は部員一人一人に考えさせるように工夫する。大会前には目標を決めさせ、達成するための方法も考えさせる。「自分たちの言葉で話すことで、自主性や責任感が生まれる。やらされる野球では成長しない」

 予選を勝ち上がって今夏は17年ぶりに県中学校総合体育大会に出場し、4強にまで進んだ。中田さんは「ミスをしないためにどういう練習をするか、どういう声掛けをしたらチームの雰囲気が良くなるか、勝つためにはどうするかを常に考えるようになった」と変化を話す。

 県大会は16チームが出場し、1回戦は豊橋市の豊岡中と当たる。藤本監督は「野球を通して、自ら考えて行動することを学び、将来、社会で活躍する人間に育ってくれたら」と願う。 (大沢悠)

(2019年8月3日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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