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お知らせ 2025.06.21

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大成中学校

アルパの音色 会場魅了 一宮で講演会 パラグアイの自然表現

アルパの演奏を披露する奥村さん(左)ら=一宮市千秋町の大成中・高で

アルパの演奏を披露する奥村さん(左)ら=一宮市千秋町の大成中・高で

 一宮市千秋町の大成中学・高校で19日、南米パラグアイの民族楽器「アルパ」を紹介する講演会があった。全校生徒ら約千人が、パラグアイの雄大な自然を表現するアルパの豊かな音色を楽しんだ。

 アルパはハープの仲間で、指ではなく爪で奏でる楽器。楽譜がないため聞いた音を耳や指で覚える。アルパ奏者の奥村陽子さん(53)と鷹氏敦子さん(36)が講師を務め、パラグアイに生息する野鳥や滝などの自然を表現する名曲の数々を披露しつつ、パラグアイの国旗や民族衣装を紹介した。

 同校の教員が色とりどりのレースや刺しゅうが施されたパラグアイの民族衣装「ニャンドゥティ」に身を包んで登場し、生徒たちを沸かせる場面も。演奏を聴いた高校1年の女子生徒(16)は「琴を弾くので、弦楽器に関心がある。アルパのやわらかい音色が印象に残った」と話した。

 20年ほど前にテレビで聴いたアルパの音色に魅せられて習い始めたという奥村さん。生徒たちに向け「知らない国や知らないことに関心を持って世界を広げてほしい」と語った。 (児島恵美)

(2025年6月21日 中日新聞朝刊尾張版より)
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