スポーツ栄養学は、アスリートの競技力において重要な要素である栄養について学ぶ学問です。人や自分の身体に興味がある人に向いています。理論的な学習がメインになりますが、栄養素の働きの理解にとどまらず、実際にどう食べさせるかとか、どういう食事に落とし込むか、というところまで考えられるような授業をめざしています。１０年前とは全くレベルが違うほど認知されてきた分野なので、この先もっと認知度が広まって、選手に関われることも多くなるでしょう。この業界もその辺りの整備に力を入れ始めて、２００９年秋から「公認スポーツ栄養士」という資格制度が始まりました。管理栄養士の資格が必要ですので、卒業してすぐ資格が手に入るわけではなく経験や勉強も必要なのですが、そういう資格を持っていると少し世界が広がって、その先の仕事を切り拓いていける領域です。