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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2018.05.16

愛知大学野球 春季リーグ 中京大 快勝でV王手 次週名城大との直接対決1勝で優勝

2回に先制打を放ち、一塁ベース上で笑顔を見せる中京大の井戸田智也二塁手(左)=愛知県日進市の名城大日進総合グラウンドで(麻生和男撮影)

2回に先制打を放ち、一塁ベース上で笑顔を見せる中京大の井戸田智也二塁手(左)=愛知県日進市の名城大日進総合グラウンドで(麻生和男撮影)

 中京大が中部大に7−0で快勝し、対戦成績を2勝1敗として勝ち点4に伸ばした。中京大は次週の名城大戦で1勝すれば、2季連続優勝が決まる。中部大は勝ち点2のままで、優勝の可能性がなくなった。東海学園大は愛院大に8−0で勝ち、2勝1敗で今季初勝ち点を獲得した。

■中部大振り払う

 昨秋に続く優勝まであと1勝に迫った。中京大が12安打7得点と打線が奮起すれば、投手陣も3人のリレーで完封。優勝の可能性を残していた中部大を振り払い、春制覇へ大きく前進した。

 「何かを変えないといけないと思った。鈴木、井戸田がよくやってくれた。この2人ですね」

 半田卓也監督(35)が殊勲者として名前を挙げたのは脇役の2人だ。2回に開幕週以来のスタメンの6番・鈴木啓聖(よしき)左翼手(3年・藤枝明誠)が二塁打で出塁すると、2死三塁で初スタメンの9番・井戸田智也二塁手(1年・鹿児島実)が先制の左前打。4回にも二塁打で出塁した鈴木を井戸田が適時二塁打で返し、追加点を挙げた。さらに鈴木は7回に2点適時打。2人で計4打点の活躍だった。

 「スタメンと聞いてびっくりした。ワンヒット、ワンヒットと考えて打てた」と井戸田。中部大との1、2回戦で挙げた3得点は全て本塁打によるもの。好機であと1本が出なかった打線が、半田監督の思い切った起用でつながった。半田監督は「流れを変えたかった。2人がよく働いてくれた」と褒めたたえた。

 これで優勝争いは名城大との一騎打ちとなった。次週、その名城大との直接対決で1勝すれば、勝ち点を落としても勝率差で優勝が決まる。ただ、0勝2敗だと名城大の逆転優勝。相手の今秋ドラフト上位候補・栗林を打ち崩す必要がある。

 「栗林は簡単には打てない。でも、全国で勝とうと思ったら攻略しないと」と半田監督。勝負の大一番に目を向けた。 (麻生和男)

■好機生かせず

 中部大は序盤の好機を生かせず、優勝争いから脱落した。2失点の先発左腕・野村を4回であきらめ、5回から14日の2回戦で先発し、9回途中まで好投した山内を投入。だが、その山内が5回に3点本塁打を浴び、突き放された。堀田監督は「勝負強い中京大と、適時打が出ない中部大の差は歴然だった」と厳しい表情で話した。

▽3回戦(中京大2勝1敗)

中部大 000000000―0
中京大 01013020x―7
本塁打 松井(京)

▽同(東海学園大2勝1敗)

愛院大 000000000―0
東海学園大 01002203x―8

(2018年5月16日 中日スポーツ8面より)

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